日馬富士 秋場所Vで横審の評価もV字回復!

2017年09月26日 16時30分

復権に成功した日馬富士

 大相撲秋場所で7場所ぶり9度目の優勝を果たした横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が25日、東京・江東区の部屋で会見し「疲れました。初めて一人横綱として出て、本当にいろいろ経験させていただいた。いい結果で終わって本当に良かった。今場所で学んだこと? 諦めないことですね」と最大3差からの逆転優勝を振り返った。

 同日に両国国技館で開かれた横綱審議委員会の会合でも、日馬富士に対する高評価が相次いだ。北村正任委員長(76=毎日新聞社名誉顧問)は「立派だった。序盤であれだけ負けた(3連敗)後も頑張り通した気力には敬意を表さないといけない」と称賛。他の委員も同意見だったという。

 今場所で優勝するまで日馬富士は6場所連続でV逸。4横綱の中では最も賜杯から遠ざかっていた。しかし、3横綱2大関が不在の中で一人横綱として15日間を全うしたばかりでなく、優勝まで果たしたことで横審の評価もV字回復。当面の間は、休場や成績不振でも「進退」を問われることはなくなった。

 大相撲中継の千秋楽(24日)の平均視聴率は17・8%(関東地区午後5時台、ビデオリサーチ調べ)を記録。お茶の間にも強さを見せつけ、横綱の存在感を取り戻した格好だ。

 日馬富士の次の目標は初代若乃花や北の富士らに並ぶ優勝10回。「僕の目標の一つでもある2桁の優勝を取りたい。これから稽古に精進しながら目標に向けて頑張ります」と意欲を見せた。