【大相撲秋場所】千代大龍が2敗キープ「明月院スペシャル」炸裂!

2017年09月19日 11時30分

千代大龍は得意のはたき込みで阿武咲を沈めた

 大相撲秋場所9日目(18日、東京・両国国技館)、2敗の幕内千代大龍(28=九重)が1敗の幕内阿武咲(21=阿武松)を破り、トップグループから引きずり下ろすことに成功。幕内で唯一1敗の大関豪栄道(31=境川)を追走している。立ち合いの強烈な突っ張りで阿武咲をのけぞらせると、すかさず引いてはたき込み。相手はバッタリと両手を突いた。

 取組後は「完璧。突き切ろうなんて思ってない。張ってカチ上げて、突いて、引いた。自分が勝てる相撲。2、3発突いたら引こうと思っていた」と自画自賛。勝ち越しに王手をかけ「僕はここからの一番が遠いのは皆が知っている(笑い)。でも勝ち越して(大相撲中継の)インタビューを受けたいですね。自分をアピールしたい」と言って無邪気に笑った。

 これまでの7勝のうち4勝が当たってからの引き落としや、はたき込み。本名(明月院秀政)から命名された「明月院スペシャル(MSP)」を炸裂させ、自らのスタイルを貫いている。

 このまま白星を積み重ねれば3年ぶりの三役も視界に入る。「三役になったら来場所は勝てない。(休場中の横綱大関)皆が全員集合。返り討ちにされる」と言いながらも、まんざらでもない様子。優勝については「顔じゃないっすよ。11勝したら考えます」と現時点では無欲を強調したが…。勝負事は何が起こるか分からない。混戦模様の秋場所をダークホースがかき回す。