【大相撲秋場所】一人横綱の日馬富士 2敗で早くも正念場

2017年09月14日 11時30分

北勝富士(手前)に寄り切られ、日馬富士はまさかの2日連続金星配給

 大相撲秋場所4日目(13日、東京・両国国技館)、横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が、平幕の北勝富士(25=八角)に寄り切られて2日連続の金星配給。取組後は「昨日は昨日、今日は今日。明日は明日。(場所は)まだ始まったばかり。気持ちを切り替えて明日の一番に備えるだけ。頑張ります」と必死に前を向いた。
 
 日本相撲協会の八角理事長(54=元横綱北勝海)は「流れが悪い。昨日の負けを引きずっている。“今日はいい相撲で”という意識があった」と指摘する。前日3日目は立ち合いが不成立と勘違いして自ら力を抜き、一方的に寄り切られる“大失態”を演じたばかり。横綱として名誉を挽回したい意識が逆に空回りしてしまった格好だ。2敗目を喫して優勝争いからも大きく後退した。
 
 今場所は昭和以降では初めて3横綱が初日から休場する中、一人横綱としての責任を一身に背負う。八角理事長は「苦しいだろうが、ここから気持ちを立て直して。もちろん(横綱として場所を)締めてくれなければ困る。集中してやるしかない。2敗で諦めることはない」と奮起を促したが…。
 
 さらに星を落とすようであれば優勝どころか、大相撲史上初めてとなる「4横綱休場」がいよいよ現実味を帯びてくる。ここから意地を見せられるか、正念場だ。