大相撲秋場所2日目(11日、東京・両国国技館)、大関高安(27=田子ノ浦)が右脚を負傷するアクシデントが起きた。

 小結玉鷲(32=片男波)との一番で、立ち合いからずるずる押されると、そのまま土俵際へ。右脚一本を俵にかけて不安定な体勢のまま粘ったが、そのまま押し出された。右脚を痛めた様子で、脚を引きずりながら花道を引き揚げたが、その途中で動けなくなり、最後は車イスに乗って退場。負傷の深刻さをうかがわせた。

 今場所は白鵬(32=宮城野)、稀勢の里(31=田子ノ浦)、鶴竜(32=井筒)の3横綱が休場する異常事態。そこに屈指の人気力士で優勝候補の一角だった高安まで休場となると、秋場所は大きな打撃を受けることになる。