大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表された28日、小結栃煌山(30=春日野)が国技館で結婚会見を行った。

 お相手は滋賀・大津市出身で会社員の山本せりさん(30)。知人の紹介で知り合い、約3年間の交際を経て今年6月に入籍した。すでに夫人は妊娠しており、9月中旬に第1子が誕生する予定だという。

 栃煌山はデキ婚…いや、入籍までの経緯について「前から結婚したい考えはあった。順番は逆になってしまったんですけど、子供が生まれるというきっかけもあって」と汗びっしょりで説明。会見に同席した師匠の春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)は「報告を受けて順番が逆だと思ったが、それもありかな。3人で頑張らないといけない」と愛弟子にハッパをかけた。

 入籍直後の7月場所は12勝の好成績を挙げ、今場所は1年ぶりに三役に復帰。「奥さんも、生まれる子供も幸せになってもらえるように。自分の相撲の励みにして番付を上げられるようにしたい」とさらなる活躍を誓った。嫁取りに続いて、大関取りを実現できるか。