日馬富士 大失態の6連敗

2013年01月11日 11時00分

稀勢の里(左)に歯が立たなかった日馬富士

 横綱日馬富士(28=伊勢ヶ浜)がまさかの大失態だ。大相撲初場所(13日初日、両国国技館)に向け、9日に高田川部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加。ところが、前日8日にダメ押しなどでさんざん痛めつけた大関稀勢の里(26=鳴戸)に出はなから6連敗と全く歯が立たない。最後の一番だけ辛うじて白星を挙げたものの、思わぬ“逆襲”に綱の面目は丸潰れとなった。

 日馬富士は「普通の稽古です。稽古に勝ち負けは関係ない。(勝敗重視なら)ずっと勝っている」と強がったが、同じく出稽古に来た横綱白鵬(27=宮城野)は小結松鳳山(28=松ヶ根)らを手玉に取り、18戦全勝と完全に貫禄勝ち。この日の日馬富士の大敗は場所本番にも響きかねない。「場所前の稽古内容やケガの話は力士の間にアッという間に広がる」(角界関係者)からだ。

 これまで「横綱にはかなわない」と考えていた格下の力士たちが横綱の絶不調を伝え聞いたらどうなるか。「自分にも勝てるかもしれない」と目の色を変え、一斉に牙をむいてくる。日馬富士の場合、九州場所で9勝しか挙げられなかっただけになおさら。対戦相手を勢いづかせるタネを自らがまいてしまった格好だ。

 場所が始まる前から綱の威厳をも失いかけている日馬富士。いよいよ崖っ縁に追い込まれた。