大相撲名古屋場所7日目(15日、愛知県体育館)、優勝39回を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が幕内勢(30=伊勢ノ海)を突き落としで退けて初日から7連勝とした。

 この1年で1勝2敗と苦戦している相手を難なく退け「(過去の対戦は)それなりに頭にありますから。昨日は昨日。今日は今日」と貫禄を漂わせた。

 8日目には小兵で人気力士の宇良(25=木瀬)と初対戦。挑戦を受けて立つ大横綱は「ファンの注目? 応えていきたい。(部屋には小兵の)石浦(27)とか炎鵬(22)がいるけど、本場所では初めてかな」と余裕の構えだった。

 この日で通算1043勝目。史上1位の魁皇(現浅香山親方)の最多勝記録まであと4勝とした。