横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が4日、茨城・鹿島神宮で奉納土俵入りを行った。

 地元・茨城で初めて横綱土俵入りを披露した稀勢の里は「(入門前の)中学3年生の最後に、初詣に来た思い出がある。(鹿島神宮は)武道の神様なので、相撲界に入る前に参拝した。こういう形で帰ってこられて光栄」と感慨深げ。

 夏場所は左上腕と左胸のけがで途中休場したが「(患部は)日に日に良くなっている。またいい状態で土俵に立てるように、6月は体を休めたり鍛えたりしたい。しっかりやるべきことをやる」と復活へ意欲を見せた。