白鵬 夫婦愛あふれる600万円勝負服

2017年03月14日 16時30分

今場所は超高級の着物で場所入りしている白鵬

 大相撲春場所2日目(13日、大阪府立体育会館)、5場所ぶりの優勝を狙う横綱白鵬(宮城野)が初顔の幕内蒼国来(33=荒汐)を難なく寄り切って一蹴。今場所初白星を挙げた。優勝回数37回を誇る大横綱は初日前日の11日に32歳の誕生日を迎えたばかり。かねて公言している2020年までの現役続行に改めて意欲を見せると同時に、今場所は超特別な「勝負服」を身にまとって戦闘意欲を高めている。

 

 白鵬が初顔合わせの蒼国来を退けて初白星を挙げた。初日はまさかの黒星発進。場所前の稽古で痛めた右足裏側の傷口が再び開くアクシデントにも見舞われた。この日は朝稽古をせずに治療に専念し、横綱土俵入りや取組は患部に何重にもテーピングを施して乗り切った。初日を出した横綱は「(テープを)巻いていることで安心感がある。一つ勝つと違う? そんな感じだね」とうなずいた。

 

 初日前日の11日に32歳の誕生日を迎えた。大阪府立体育会館で土俵祭に出席した際には「今年の目標は(歴代最多の)1047勝(現在1020勝)。来年は横綱在位63場所(同58場所)。(それをクリアすれば)3年後が見えてくる」。かねて公言していた、東京五輪が開催される2020年までの現役続行に改めて意欲を示した。

 

 今場所は5場所ぶりの賜杯奪回にも闘志を燃やしている。白鵬の誕生日に合わせて家族が大阪入りし、当日には紗代子夫人から白鵬へ超特別なバースデープレゼントが贈られた。それは、以前から白鵬が強い興味を示していた最高級の着物。金額は、約600万円にも及ぶという。愛妻の計らいに最強横綱が感激したことは言うまでもない。

 

 実際、今場所の白鵬は初日からそのゴージャスな着物を身にまとって会場正面から場所入りしている。誰よりも活躍を願う夫人の思いに、こたえたい意思表示でもあるのだろう。昨年春場所は初日黒星の翌日から14連勝し、V36を達成した。師匠の宮城野親方(59=元幕内竹葉山)は「(ケガは)大丈夫だと思う。勝ったことによって気持ちも変わってくる。昨年も初日に負けて優勝した」と逆転優勝に期待を寄せた。

 

 日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「(初白星で)これで落ち着くのでは。(横綱として)10年もやっている経験がある。37回優勝しても、格下相手に必死にいく姿勢がある」とV候補に推した。ここから「最強横綱」の称号にふさわしい力を発揮できるか。