国籍問題で将来の「白鵬親方」誕生どうなる

2017年03月07日 11時00分

右から白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里

 大相撲の貴乃花親方(44=元横綱)が5日、大阪市内でトークショーに参加。横綱白鵬(31=宮城野)の「国籍問題」について言及した。

 力士が現役引退後に親方として日本相撲協会に残るためには、いくつかの条件を満たす必要がある。その一つが「日本国籍を有する者」という例外なき大原則だ。

 かねて白鵬は優勝37回など数々の大記録を打ち立てていることを“根拠”に特例でモンゴル国籍のまま親方になることを希望しているが、貴乃花親方は「それは難儀なんじゃないでしょうか。日本で生活して、日本で名を上げた。(白鵬自身が)日本で育てられた力士という見解を持ってくれると、皆さんも喜ぶのでは」と独特の言い回しで否定的な見解を示した。

 さらに、しばしば白鵬が協会の方針に対して不満を口走ってしまう点についてもピシャリ。元祖平成の大横綱は毅然とした表情で「横綱であっても、どんなに活躍して成績を挙げても、協会上層部(の方針)は自分たちの師匠と同じ。この“タテ社会”というのは大相撲のいいところだと思う。キチッと我々で守っていくべき」と断言した。

 現在の協会トップを務める八角理事長(53=元横綱北勝海)は日本国籍所持の条項は堅持する方針。この日の言葉通りなら、貴乃花親方が将来的に理事長の座に就いたとしても、特例は認めないことになる。

 白鵬は東京五輪が開催される2020年までの現役続行を公言する一方で、引退後には自らが部屋の師匠になる前提で弟子を勧誘し、次々と入門させている。最強横綱が親方として弟子を指導するためには、もはや日本国籍を取得するしか選択肢がないことは明白だが…。いったい、どうするつもりなのか。