稀勢の里土俵入り 貴乃花に迫る観衆1万8000人に八角理事長「感動した」

2017年01月27日 18時55分

横綱稀勢の里の奉納土俵入りに集まった大観衆

 新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が27日、東京・明治神宮で横綱土俵入りをお披露目した。太刀持ちに弟弟子の小結高安(26)、露払いに幕内松鳳山(32=二所ノ関)を従えて、雲竜型の土俵入りを披露。力強く四股を踏むと、詰め掛けた見物客から「ヨイショ!」と大きな掛け声が上がり「稀勢の里、日本一!!」などと声援が飛んだ。

 

 無事に大役を務めた稀勢の里は「たくさんの方々に見てもらってうれしい。一生懸命やりました。メリハリ良く、力強くやろうと心がけた。爪先から頭の先まで集中してやった」。横綱の地位の重みを改めて認識した様子だった。

 

 この日は明治神宮全体で1万8000人の一般客が集まった。過去最多だった貴乃花の約2万人に肉薄。実際に土俵入りが見物できる玉垣内は5500人で超満員となった。

 

 他の現役3横綱の白鵬(4300人)、日馬富士(3000人)、鶴竜(3300人)と比べても横綱昇進時の注目度の高さは抜きん出ている。日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)も「来てくださった皆さんは本当にうれしそうだった。感慨無量。大相撲に携わって良かった。感動した。足が開いて腰が割れていた。最初としては立派なもの」と興奮気味の様子。

 

「重み(重圧)にしないで励みにして精進してほしい。横綱は上がるより維持するほうが大変。成長してほしい」とさらなる奮起を促した。