【大相撲初場所】初黒星の稀勢の里に相撲人生最大の正念場

2017年01月17日 14時00分

稀勢の里(左)はカド番の琴奨菊に完敗を喫した

 大相撲初場所9日目(16日、東京・両国国技館)は大荒れの展開となった。悲願の初優勝を目指す大関稀勢の里(30=田子ノ浦)はカド番ですでに6敗の大関琴奨菊(32=佐渡ヶ嶽)にがぶり寄られて土俵を割った。初日から8連勝でストップし、取組後は「どうですかね。(動きは)悪くはなかった」と首をひねった。

 V38を狙う最強横綱の白鵬(31=宮城野)は小結高安(26=田子ノ浦)に一方的に押し出されて、まさかの連敗。2敗に後退し「立ち合いで勝負あったね。(稀勢の里が負けて)“よし”というのはあったけど(気持ちが)空回りしちゃった」と反省しきりだった。

 日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「稀勢の里は相撲内容が悪い。気合を入れ直さないとダメだ。白鵬が連敗するとは…。優勝争いは2敗、3敗まである」と、混戦模様を予測した。

 稀勢の里は有利に運んでいたVレースで急失速するいつもの悪いパターンなのか。それとも、ここから“大変身”を見せるのか。相撲人生を左右する最大の正念場が訪れたと言っていい。