【大相撲初場所】白鵬オン・オフの切り替えバッチリで4連勝

2017年01月12日 11時30分

白鵬(右)は栃ノ心を寄り切って完勝

 大相撲初場所4日目(11日、東京・両国国技館)、V38を目指す横綱白鵬(31=宮城野)が小結栃ノ心(29=春日野)を難なく寄り切って4連勝。三役常連の実力者を相手に24戦全勝と力の差を見せつけた。

 

 取組後は「今日も流れをつくって前に出られた。合口がいい相手?(自分に)勝ったことがない人はたくさんいる。その一人ということ」と貫禄たっぷり。前日3日目に一蹴した幕内御嶽海(24=出羽海)が2つ目の金星を挙げた話題には「昨日、勝ててよかった(笑い)」と冗談を口にするなど余裕を漂わせた。

 

 年末年始は休日を削って稽古を続ける力士もいる中、最強横綱は南国グアムで過ごし、釣りやゴルフを楽しんだ。簡単には正月気分が抜けなそうにも見えるが、しっかりオンとオフを切り替えるのが白鵬流だ。

 

 年明け2日に帰国すると、その足で宮城野部屋へ直行。夕方に稽古場に降りると、四股やすり足でたっぷりと汗を流した。翌3日から本格的な稽古を再開。午後になると連日、筋力トレーニングで自らを追い込む“2部練習”で一気に本番用の体を仕上げた。宮城野部屋関係者は「横綱はマイペースに見えて、ちゃんと計算して場所に合わせている」。その証言通りに好スタートを切った。

 

 4日目を終えて早くも横綱大関陣の全勝は白鵬と大関稀勢の里(30=田子ノ浦)の2人だけ。マッチレースの展開になりつつあるが「引っ張っていくだけです」とサラリ。横綱としては4場所連続でV逸したことは一度もない。賜杯奪回へ向けて一気に突っ走りそうな気配が漂ってきた。