【九州場所】痛恨2敗の豪栄道 1敗日馬富士との違い

2016年11月21日 14時00分

豪栄道(上)は微妙な判定ながら隠岐の海に押し出された

 大相撲九州場所8日目(20日、福岡国際センター)、綱取りに挑む大関豪栄道(30=境川)が関脇隠岐の海(31=八角)に押し出されて痛恨の2敗目を喫した。物言いがつき行司差し違えとなる微妙な勝負。ただ、横綱を目指す大関が格下に一方的に攻め込まれた印象の悪さは否めない。取組後の豪栄道は「もう一丁? それは分かりませんけど。内容が良くない」と反省の言葉が口を突いた。

 

 日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「気持ちの弱さが出たのかな。(6日目に)負けた相撲から崩れかかっている。“もう負けられない”と思うと余計に安全に勝ちたくなる」と話す一方で、横綱日馬富士(32=伊勢ヶ浜)が初日黒星から7連勝したことを挙げ「1つ負けても優勝争いをしているのは精神的に強い」と横綱との“違い”を指摘した。

 

 全勝優勝した秋場所とは違って最強横綱の白鵬(31=宮城野)が復帰したことも「負けられない」という気持ちに拍車をかけている可能性もある。豪栄道にとっては今回が横綱初挑戦。大横綱の白鵬でさえ、1度目の挑戦は“失敗”に終わっている。角界関係者の間でも場所前から「いきなり上がれるほど甘くないのでは」と見られていたが、これで全勝の横綱鶴竜(31=井筒)とは2差。早くも正念場を迎えた格好だ。

 

 豪栄道は「振り返ってもしようがない。明日から気合を入れてやります」と気持ちを切り替えようとしていたが…。巻き返すことができるのか。