【九州場所】豪栄道 中州のネオン街に目もくれず“酒断ち”で綱取り

2016年11月07日 16時30分

好調を維持する豪栄道

 大相撲九州場所(福岡国際センター)が13日に初日を迎える。最大の見どころは大関豪栄道(30=境川)の綱取り挑戦だ。9月の秋場所に続く連覇なら1998年の三代目若乃花以来18年ぶりに和製横綱が誕生する。ここまでは大きなケガもなく順調に調整を続けており、先週5日には福岡・大野城市で二所ノ関一門の連合稽古に一門外から参加した。

 同じ大関の稀勢の里(30=田子ノ浦)、琴奨菊(32=佐渡ヶ嶽)を相手に9勝2敗と圧倒し「低い位置からいい角度で当たれた」と自画自賛。審判部長の二所ノ関親方(59=元大関若嶋津)からも「(3大関の中で)一番いいのでは。前に出る圧力が強くなっている」と絶賛された。現在の調子を持続したまま初日を迎えることができれば、秋場所の再現も不可能ではない。

 今後は体調管理にも細心の注意を払っていく。本来の豪栄道は角界屈指の酒豪としても知られているが、先場所は酒を断って全勝Vを達成した。綱取りがかかる今場所も、同様のスタンスで本番に臨むつもりだという。豪栄道を知る人物は「場所が始まれば食事に行くことはあっても、酒を飲む目的で出かけることはまずない」と断言する。

 福岡・博多といえば、日本有数の歓楽街の中洲を擁することでも有名。当然ながらバーやクラブなどの酒を楽しむためのスポットも充実している。極度の緊張感を強いられる取組が終われば、ついつい「軽く一杯」となりがちだが…。すべては、横綱昇進という最大の目標を達成するため。ネオン街を“封印”して目の前の一番だけに集中することになりそうだ。