春日山親方辞任勧告問題 決定は覆らない?

2016年10月19日 10時30分

【大相撲情報局】

 

 大相撲担当記者:春日山部屋に所属する幕下力士2人が18日、川崎市内で緊急会見を開いて部屋の存続を訴えました。

 

 デスク:日本相撲協会が春日山親方(39=元幕内浜錦)に師匠辞任を勧告した一件か。力士の会見も異例だけど、何が問題になっているの?

 

 記者:発端は、現在の春日山親方が年寄名跡証書を持っていなかったことです。証書は親方を務めるための「免許証」のようなもの。先代の春日山親方(50=元幕内春日富士)が証書を持っていて、両者は引き渡しをめぐる裁判で係争中です。

 

 デスク:免許証がなければ、弟子の指導はできないということか。

 

 記者:平たく言うと、そういうことですね。今後は同じ一門の追手風部屋が春日山部屋の力士たちを一時的に預かることが内定しています。

 

 デスク:相撲協会には部屋存続を訴える嘆願書が提出されたけど、決定は変わらない?

 

 記者:春日山部屋の地元にあたる川崎市の市長をはじめ、市議会議員や商工会議所などが文書で存続を求めていますが…。相撲協会の理事会での決定事項ですから、覆ることはないでしょう。

 

 デスク:会見した力士の反応は?

 

 記者:「今の親方は力士を一人の人間として温かく見守ってくれている。納得できない。師匠の辞任勧告を何とか撤回してほしい」「自分の師匠は春日山親方。他の親方は考えられない」などと訴えていました。このまま部屋が消滅すれば、何人かの力士は引退するつもりのようです。

 

 デスク:力士たちが気の毒な気もするな~。

 

 記者:角界内では力士が会見を開いたことには賛否があるようです。ただ、春日山親方の責任や相撲協会の決定の内容は別にして、最も大きな被害を受けるのは力士たちですからね…。