【大相撲】国際交流イベントで21年ぶり「三段構え」披露

2016年10月05日 16時30分

日馬富士(左)と鶴竜の両横綱が21年ぶりとなる三段構えを披露

 2020年に開催される東京五輪へ向けた国際交流イベント「大相撲beyond2020場所」が4日、東京・両国国技館で開催され、外国人留学生ら約2300人が来場した。

 

 場内アナウンスは英語で同時通訳され、横綱が締める綱は「ヨコヅナロープ」、土俵入りは「リングエントリーセレモニー」と紹介。取組の決まり手は「オーバーハンドスロー(上手投げ)」「プッシュアウト(送り出し)」などと訳された。

 

 また、日馬富士(32=伊勢ヶ浜)と鶴竜(31=井筒)の両横綱が「気迫」「攻撃」「防御」を表す上・中・下段の3つの構えを2人1組で行う「三段構え」を披露した。両国国技館で行われたのは1995年の貴乃花と曙以来21年ぶり。大役を務めた日馬富士は「本当に名誉なこと。この時代に三段構えができたことがうれしい。気合を入れて戦うつもりでやりました」と興奮気味に話した。

 

 一方で、普段の巡業や花相撲とは客層が異なるため、戸惑いも感じたようだ。日馬富士が「土俵入りをやっても“ヨイショ”(掛け声)がない…」と感想を漏らすと、すかさず鶴竜が「みんな分からないから。そういうところも覚えてほしいですね」とフォローを入れる場面も。

 

 日馬富士は「それぞれの国の伝統文化や儀式があるので、知ってもらうことが大事」と言って深くうなずいた。