右足と左ひざの負傷で大相撲秋場所を休場した横綱白鵬(31=宮城野)が27日、自身のブログでリハビリの様子を報告した。

 12日に右足親指の遊離軟骨除去手術を受けた白鵬は秋場所中「手術箇所を含めて体力を落とさないために日々リハビリに励んでいました」という。励みになることもあった。「そして内弟子の二人。石浦と山口が大変活躍しました。石浦関は9勝6敗で勝ち越して、自己十両最高位にいけるのではないかと思います」

 さらに「山口は幕内に上がり、そして十両から落ちて2年近く若い衆として相撲道に励み、怪我と病気と闘い、そしてやっと今場所幕下優勝をして、来場所から関取として土俵に上がることが出来ました。私も自分のことように喜びました!」と、弟子たちの活躍を心から喜んだ。

 自身も力士になって初の試みにチャレンジしていた。「内弟子の頑張りに私も励まされ、私も実は、力士で初かもしれませんが3日間の断食を成功させ、体と心、そして体の中身すべてをリセットし大変今いい顔になっております(笑)」。効果を実感しているようで「若返っているような、なんだか体が軽くなったような気がします」。

 気になる今後について「傷口が良くなり次第、トレーニング・リハビリに励み出来れば、秋巡業途中から参加して体作りに励んで、九州に乗り込み、皆さんに良い報告ができるように頑張りたいと思いますし」と見通しを述べると、最後は「秋場所で達成できなかった1,000勝を皆様に、年一回開催される九州場所で皆様にお見せできれば良いと思っております」と力強く締めくくった。