鶴竜「綱取り」のカギは稀勢攻略

2012年04月14日 10時00分

 新大関の鶴竜が13日、井筒部屋で朝稽古を行い、四股やテッポウなど軽めの調整で終えた。前日12日から稽古を再開した鶴竜は「先場所の疲れ? 全然大丈夫です。体調はいい。来週くらいから出稽古にも行きたい」と、夏場所(5月6日初日、両国国技館)へ向けて徐々にペースアップしていく考えを示した。

 出稽古先は近隣の時津風部屋をはじめ、鳴戸部屋にも足を運ぶ予定。稀勢の里は通算7勝17敗と合口が悪いだけに、胸を合わせて攻略の糸口をつかみたいところだ。

 またこの日は東京都台東区の法善寺で師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)の父、先代井筒親方(元関脇鶴ケ嶺)の墓前に昇進を報告。節目をとらえて年に数度は手を合わせるそうで「これからも頑張っていくので見守ってください」と語りかけたという。

 鶴ケ嶺は「もろ差し名人」と呼ばれ、歴代最多10度の技能賞を獲得した名力士。その技術は現師匠を通じ、現役最多の技能賞7度の鶴竜に伝えられている。直接会った機会は新弟子時代にあいさつした程度だそうだが、今もビデオで先代の取り口を研究。「相撲がうまい人。自分ももう少しもろ差しがうまくなりたい」と語った。