少年相撲大会「第6回 白鵬杯」(31日、東京・両国国技館)で、横綱白鵬(30=宮城野)の長男の真羽人君(7)が個人戦トーナメントの小学1年生以下の部に初出場。対戦相手の幼稚園児に寄り倒されて、無念の1回戦敗退となった。試合後は母の紗代子さんに抱きついて号泣。勝負の厳しさを知って悔し涙を流した。

 愛息の相撲デビューを笑顔で見守った白鵬は「自分が横綱になったばかりのころに長男が生まれて、その子が白鵬杯に参加した。本当に時がたつのは早いな。自分で相撲を取るより心配して、お父さんの気持ちがした(笑い)」と感慨深げ。この日は残念な結果になったが“血統”は折り紙つき。祖父はモンゴル相撲の大横綱、父も優勝35回を誇る大横綱だけに将来性は十分だ。

 白鵬も「(試合前に)握手をして『勝ち負けはいいんだよ。頑張れよ』と言ったら、私の手を強く握ってきて気合が入ってるんだなと思った。まあ、1回戦で負けましたけど。今日は負けて、また来年頑張りたいという気持ちになってもらいたい。本人に火がついてくれるとね」と今後の成長に期待した。