琴奨菊が痛恨の1敗「気持ちが入りすぎちゃったのかな」

2016年01月23日 11時00分

琴奨菊は豊ノ島(左)のとったりでバッタリ。身内の活躍に力んだ?

 大相撲初場所13日目(22日、東京・両国国技館)、大関琴奨菊(31=佐渡ヶ嶽)が幕内豊ノ島(32=時津風)にとったりで敗れ、痛恨の初黒星を喫した。初日から続いていた連勝は12でストップ。横綱白鵬(30=宮城野)と1敗同士で並び、星数のアドバンテージが消滅した。残り2日間で連勝しなければ、日本出身力士による10年ぶりの優勝は厳しくなる。


 取組後の琴奨菊は「踏み込みは悪くない。負けは負け。やることはやったのだから、しようがない。ちょっと気持ちが入りすぎちゃったのかな」。淡々とした口ぶりながら、表情には悔しさをにじませた。くしくもこの日、弟弟子の琴鎌谷(18)が7戦全勝で序の口優勝を果たした。現師匠の佐渡ヶ嶽親方(47=元関脇琴ノ若)の長男で、先代師匠(元横綱琴桜)の孫にあたる角界のサラブレッドが前評判通りに結果を残した。


 また、同じく弟弟子の幕内琴勇輝(24)も勝ち越しを決めた。残り2日間の結果次第では新三役昇進の可能性も出ており「これで大関が優勝すれば、お祭り騒ぎになる」(部屋関係者)。琴奨菊の取組前から“身内”のボルテージは最高潮に達していた。部屋頭の立場と悲願の初優勝への思いが、無意識のうちに力みにつながったのか…。


 琴奨菊は「しっかり気持ちを切り替えて。また明日」。V争いは、いよいよ最終局面を迎えた。