角界屈指の人気者・遠藤3連敗で「十両降格危機」

2016年01月13日 11時00分

力なく臥牙丸(左)に押し出された遠藤

 角界屈指の人気者が「十両降格危機」に直面している。大相撲初場所3日目(12日、東京・両国国技館)、幕内遠藤(25=追手風)が幕内臥牙丸(28=木瀬)に一方的に押し出されて3連敗。初日と2日目に続く完敗で、全くいいところがない。

 場所前は伊勢ヶ浜一門の連合稽古にも参加できず、場所に入ってからは昨年痛めた左ヒザにサポーター、右足首にもテーピングを施すなど満身創痍。締め込み以外は身につけなかった“ポリシー”に反してまで土俵に上がる姿が、状態の深刻さをうかがわせる。審判部長の伊勢ヶ浜親方(55=元横綱旭富士)は「粘りがないよね。(本来の遠藤なら)土俵際で残って下から入って逆転というパターンがよくあるけど、それすらできない。足腰に力が入らないように見える」と今場所の遠藤の“異変”を指摘した。

 この日も幕内土俵入りでは最も大きな歓声を浴びるなど、人気者ぶりは相変わらず。懸賞14本は幕内前半戦では突出した本数だ。

 今場所の番付は東前頭11枚目。休場や大負けするようであれば、幕内からの陥落も現実味を帯びてくる。角界全体にとっても相撲人気回復の立役者の降格は大きな痛手となるに違いない。

 取組後の遠藤は「下がると厳しい? どこかに多少(その意識が)あるのかもしれない。一日一日、感覚が戻っているので今はガマン」と前を向いたが…。ここで踏みとどまることができるか。