国産力士10年ぶりVへ稀勢の里が闘志

2016年01月10日 11時00分

 大相撲初場所(東京・両国国技館)は10日に初日を迎えた。日本出身力士の優勝は2006年初場所の大関栃東(現玉ノ井親方)が最後。10年ぶりに国産力士が賜杯を手にできるのか。

 

「今度こそ」の期待を背負うのが大関稀勢の里(29=田子ノ浦)だ。優勝を逃しているとはいえ、昨年も3横綱を撃破。1年を通じてコンスタントに10勝以上を挙げる地力も備えている。

 

 悲願達成のカギを握るのが、格下と当たる序盤の5日間。日本相撲協会の八角理事長(52=元横綱北勝海)も「(大事なのは)滑り出し。その点で白鵬(30=宮城野)は特に序盤が安定している」と指摘する。過去2年間で、稀勢の里が序盤戦を無傷で乗り切ったことは一度もない。かたや白鵬は12場所中10場所で初日から5連勝。そのうち8場所で優勝している。

 

 優勝を争ううえで、序盤の取りこぼしは致命傷を意味する。稀勢の里は9日、15日間の安全を祈願する土俵祭りに出席。「準備はできた。しっかり集中して相撲を取っていきたい。ノビノビやって、あとは結果を残すだけ」と強い口調で意気込んだ。果たしてスタートダッシュはなるか。