横綱白鵬(30=宮城野)の「史上最多優勝達成記念パーティー」が20日、都内ホテルで開かれた。森喜朗元首相(78)、馳浩文科大臣(54)、九重親方(60=元横綱千代の富士)ら角界内外から約850人が出席した。

 自らデザインした「白鵬家の家紋」が入った羽織はかま姿を初披露した。「永遠の強さ」を意味するモンゴルの伝統模様で描かれた「家紋」には、相撲の軍配と自身の名前「翔」や3人の子供たちの名に入れた「羽」の文字が描かれており、よく見ると元横綱大鵬を超える優勝回数「33」にも見える凝った図柄になっている。

 年明けの初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)でV36を目指す白鵬は「改めて感謝の気持ちを持って頑張っていきたい。それがあれば、また数字が伸びるのかな。(次の目標は)一つひとつの積み重ねで、大台の40回でしょうね」と新たな決意を口にした。

 また、祝賀会の冒頭であいさつに立った白鵬は11月20日に死去した日本相撲協会の北の湖前理事長(元横綱)の写真を持ちながら、招待客とともに黙とうをささげた。