照ノ富士10勝到達で大関反対派見返した

2015年07月25日 10時55分

新大関として10勝目を挙げた照ノ富士

 大相撲名古屋場所13日目(24日、愛知県体育館)、新大関照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)が関脇逸ノ城(22=湊)を小手投げで退けて10勝目。大関としてのノルマをクリアした新大関は「普通。あんまり変わんない。大関なんで10番勝って当たり前」とキッパリ。綱取りを公言しているだけに、喜ぶようなそぶりは見せなかった。


 一方で、周囲の“雑音”も一掃した。照ノ富士は新三役で臨んだ春場所で13勝、夏場所では12勝の優勝で大関取りを果たした。1958年の年6場所制以降、三役2場所での大関昇進は史上初。大関昇進の可否を決める審判部内では「3場所の成績を見て決めたほうがいい」「1、2場所だけ調子のいい力士は他にもいる」などと“反対論”も出ていた。


 それだけに、場所を2日間残す段階で10勝到達は、新大関として「合格点」と言える成績。仮に夏場所後の大関昇進が見送られていたとしても、現時点で3場所合計35勝に到達。これは大関昇進を決めた際の白鵬に並ぶ好成績で、あの朝青龍(34勝)をも上回る。過去2場所の活躍が、決して一時的なものでないと証明した格好だ。


 わずかとはいえ逆転優勝の可能性を残す状況に、照ノ富士は「気合が入る? そうですね」。近いうちの綱取りにつなげるためにも、残り2日間を“連勝締め”で場所を終えたいところだ。