雷親方「不倫退職」に陰謀説

2012年09月23日 18時00分

【大相撲秋場所】またしても角界で騒動が勃発した。日本相撲協会は20日、理事を務める雷親方(46=元幕内春日富士)が「一身上の都合」により同日付で退職したことを発表した。現職理事の任期中の退職は極めて異例。広報部長の八角親方(49=元横綱北勝海)は「一緒に協会を盛り上げていきたいと思っていたが、残念」と話した。

 雷親方は19日発売の「週刊新潮」で協会の女性職員とのW不倫や経費の不正計上を報じられたばかり。すでに理事の辞表を提出していたが、協会側は保留。この日、退職届を出して受理された。突然の退職劇には、親方衆も騒然。今回の週刊誌報道は協会内部によるリークとの見方が広がっているが、不祥事を暴く「正義の告発」だったとは受け止められてはいない。それどころか一部では「陰謀説」がささやかれているのだ。

 親方の一人は「もともと雷のことを良く思っていない連中がいて『都合よく』雷が問題を起こした。そこを狙い撃ちしたんだろう」。弁が立ち、アピール上手との声がある雷親方は最高位平幕ながら巧みな根回しで理事当選を果たすなど「相当な策士」として知られ、協会で敵視する者も少なからずいたという。今回の不祥事に乗じ、ここぞとばかりに追い落としを図ったのでは、との見方だ。いずれにせよ、綱取りという大きなイベントに水を差したことは間違いない。角界のゴタゴタ体質は相変わらずのようだ。