人気業師が無念のリタイアだ。大相撲夏場所14日目(21日、東京・両国国技館)、幕内宇良(29=木瀬)が休場した。日本相撲協会に「左足関節捻挫のため3週間の休場を要する」との診断書を提出。休場は昨年春場所以来13度目となった。

 宇良はここまで9勝4敗。前日に関脇阿炎(錣山)に敗れ、連勝が6でストップしていた。

 一方、本人は「トップじゃない」と話しながらも、横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)や幕内隆の勝(常盤山)らと優勝争いを繰り広げていた。今場所は特に持ち味の多彩な動きに加えてパワーで圧倒する場面もありファンを湧かせたが、残り2日で休場となった。

 また、この日の対戦相手の関脇若隆景(荒汐)は不戦勝となる。