【夏場所】逆転V狙う照ノ富士に〝聖地〟からラブコール 3場所ぶりの賜杯を手に初訪問へ

2022年05月17日 06時15分

「双葉の里」に設置されている照ノ富士の手形(提供写真)
「双葉の里」に設置されている照ノ富士の手形(提供写真)

 逆転Vへ虎視眈々だ。大相撲夏場所9日目(16日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が幕内翔猿(30=追手風)を退けて6勝目(3敗)。相手を両腕で抱えて高々とつり上げると、そのまま土俵外へ豪快にきめ出した。取組後は取材に応じなかったが、優勝争いの先頭を1差で追走している。

 その照ノ富士は〝相撲の神様〟ゆかりの地の活性化にも貢献している。「昭和の角聖」と称される双葉山の化粧まわしや資料などを展示する大分・宇佐市の「双葉の里」では、3月に照ノ富士の手形のレリーフを設置した。市の担当者によると、第69代横綱白鵬(現間垣親方)から始まった取り組みで、今回は照ノ富士が不在の中でお披露目式に約500人が集結。市内在住者に絞って呼びかけていたにもかかわらず、予想を上回る盛況ぶりだったという。

 また、来場者数にも変化があった。これまでは毎月800人前後で推移していたが、設置後の3、4月はいずれも1000人を突破した。担当者も「県外からも来ていただいている。双葉の里の知名度も上がったと思うし、やはり影響は大きいと感じる」と〝照ノ富士効果〟の大きさを実感している様子。コロナ禍で遠のいた客足を取り戻す起爆剤となっている。

 一方、レリーフの製作に協力した照ノ富士自身は、まだ現地に足を運べていない。そのため、関係者は「状況が落ち着けば招待したい。今年の九州場所に合わせてできれば…」と今から来訪を熱望。横綱として〝聖地〟を初訪問するためにも、まずは3場所ぶりの賜杯を手にして貫禄を示したいところだ。

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