大相撲の間垣親方(37=元横綱白鵬)が〝大予言〟だ。

 夏場所2日目の9日に東京・両国国技館の相撲博物館で開かれたトークイベントに出席し、現役時代の思い出を振り返るなどファンと交流した。引退後は後進の育成に注力しているが、自身の健康管理については「ダメですね。食事と酒がおいしくて」と苦笑い。その一方で「よく眠れていますね」と話すように、終始リラックスした表情だった。

 そうした中、司会の音羽山親方(元幕内天鎧鵬)から歴代最多優勝回数にちなんで「45回優勝する力士が何年後かに出てきますかね?」と問われると、間垣親方は「出てきますね」と即答。続けて「(昭和の大横綱)大鵬さんに記録は破られるためにあると。常々教えてもらいましたし、私もこれまでの準優勝をものにしていたら…。取りこぼしがなければと思うと、何年後かにそういう男が現れますよ。その男と酒を飲みたいね。いろいろアドバイスしたい」と、〝令和の大横綱〟の誕生を心待ちにしている。

 また、現役力士は運転禁止となっているが「親方になったら運転できるからね」と間垣親方。将来的な運転免許取得を目指しつつ「レースとかにも出てみたいね」と冗談交じりに新たな夢を掲げた。〝元横綱レーサー〟は現実的ではないかもしれないが、親方になっても発信力は健在だ。