新大関照ノ富士は早くも綱取り視界

2015年06月29日 16時00分

番付表を指さす照ノ富士

 大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の新番付が29日、発表された。

 

 今場所の注目力士は、新大関の照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)だ。春場所は新関脇で13勝の好成績を残し、夏場所は12勝で初優勝。年6場所制となった1958年以降、初めて新三役から2場所で大関昇進を果たした。もっとも、照ノ富士にとって大関は通過点にすぎない。本人も「この上(の地位)は一つしかない。それを目指して頑張りたい」と早くも綱取りを視界に入れている。

 

 春場所と夏場所で見せた勢いをもってすれば、早期の綱取りも現実的。大相撲のレジェンドたちの記録を塗り替える可能性もある。照ノ富士は今場所で幕内9場所目。新入幕から横綱昇進まで11場所で駆け上がった大鵬の記録も射程内だ。

 

 また、新大関から横綱へのスピード昇進は北の湖、千代の富士、朝青龍の3場所が過去最速(いずれも年6場所制以降)。最強横綱の白鵬(30=宮城野)でさえ7場所を要している。綱取りの条件は「大関の地位で2場所連続優勝、または準ずる成績」。制度上の最短となる2場所で大関を通過すれば“史上初”の快挙となる。

 

 飛ぶ鳥を落とす勢いの新大関が一気に綱をつかみとるのか。それとも他の横綱大関陣が「待った」をかけるのか。大きな見どころとなりそうだ。