伸び悩みの二所ノ関一門が異例の地方場所前3日間連続連合稽古

2015年06月10日 16時00分

稀勢の里

 大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)に向けて、二所ノ関一門が連合稽古を行うことになった。

 

 7月2日から3日間の日程で、愛知県内の芝田山、尾車、二所ノ関の各部屋で行う。これまで同一門は東京場所前の連合稽古を恒例にしてきたが、地方場所前に3日間連続で行うのは異例の試みだ。

 

 二所一門は稀勢の里(28=田子ノ浦)と琴奨菊(31=佐渡ヶ嶽)の2大関を擁し、和製横綱の誕生が期待されてきた。しかし、両大関ともに綱取りはおろか、その前提となる優勝にも手が届いていない。先の夏場所で稀勢の里は優勝争いに絡むことができず、琴奨菊は6勝9敗で負け越し。名古屋は5度目のカド番で臨む厳しい立場に置かれた。

 

 一方で、夏場所では伊勢ヶ浜一門の照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)が初優勝を果たし、大関に昇進。部屋の関取衆との豊富な稽古で頭角を現し、横綱候補に躍り出た。こうした状況に二所一門の親方の一人は「照ノ富士のような勢いのある力士が出てこないと」と危機感を募らせる。一門には両大関のほか、幕内には照ノ富士と同じ平成世代の高安(25=田子ノ浦)、十両には若手有望株の輝(かがやき=21、高田川)らがいる。

 

 一門として巻き返すうえでも、関取衆同士で切磋琢磨できる連合稽古は貴重な機会となる。照ノ富士の快進撃に“待った”をかけられるか。