照ノ富士 変心のウラに何が? 優等生宣言

2015年06月03日 16時00分

稽古後に手形を押す照ノ富士

 まさかの“優等生宣言”だ。新大関の照ノ富士(23)が2日、東京・江東区の伊勢ヶ浜部屋で稽古を再開。部屋の関取衆を相手にいきなり40番の申し合いをこなした。夏場所の優勝と大関昇進で一躍人気者に。知名度アップを喜ぶ一方で、心境にも大きな変化が…。突然「言動に気をつける」と言いだしたのだ。あけすけな話や冗談を好む陽気な男に、いったい何があったのか!?

 

 新大関の照ノ富士が稽古を再開し、幕内宝富士(28)と幕内誉富士(30)を相手に37勝3敗と圧倒。大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)へ向けて「普通にやっていけば大丈夫」と自信をのぞかせた。夏場所の優勝と大関昇進で人気が急上昇。つい最近まで「逸ノ城と間違えられる」とボヤいていたのが、遠い過去のようだ。

 

 新大関は「ありがたいですね。前は“あっ、お相撲さんだ”と言われていたけど、今は“照ノ富士関だ”って」と知名度のアップを実感しつつも「普通に外に出かけられなくなっちゃった。今まで誰も(自分を)知らなかったけど、今は(人が)バーッとくる。ちょっと、自由がない」と戸惑いも口にした。

 

 一方で、大関になったことで心境にも変化が…。「みんなが見てるから、冗談もダメ。どっちかというと自分は冗談とか多いんで。言動に気をつける? ハイ。つらいけど、ガマンしないと…。冗談を言って、見ている人が(本気で)そう思っちゃう」と打ち明けたのだ。

 

 照ノ富士といえば、あけすけな話や冗談を好む明るいキャラとして知られている。それが大きな魅力でもあった。ところが、注目度が上がるにつれて、本人が予想していなかったことが起き始めた。かねて報道陣の前では「彼女」の存在を公言。23歳の青年であれば特に珍しくもないことだが、大関取りが現実味を帯びると、情報をキャッチした週刊誌に追い回されるハメに。また、冗談のつもりで発したはずの下ネタ話が週刊誌上で“暴露”された。意図とは違う報じられ方をしたことに、ショックを受けていたという。

 

 さすがの照ノ富士も、今まで通りに思ったことを何でもかんでも口にしてしまうのは「マズイ」と感じているようだ。大関の発言ともなれば、これまでとは影響力が全く違う。これも、角界を背負って立つ看板力士の宿命ということか。