【大相撲】貴景勝「無念さはあるけど強くなるしかない」照ノ富士の〝独走〟食い止める

2021年12月10日 17時56分

稽古で汗を流した貴景勝(東スポWeb)
稽古で汗を流した貴景勝(東スポWeb)

 強くなるしかない――。大相撲初場所(1月9日初日、東京・両国国技館)に向けて大関貴景勝(25=常盤山)が10日、東京・板橋区の部屋で稽古を行った。

 しこ、すり足、テッポウなど基礎運動を中心に約2時間汗を流し、若い衆に声をかける場面もあった。三段目新隆山には「こなすとしんどいだけ。自分のいい型をみつけようとしてやらないと」とアドバイスを送り、7日に稽古を再開した自身の状態については「まだ体を戻してる段階なので、焦らずに。場所終わって疲労、精神的な疲労を取るのも大事」と、じっくり仕上げていくことを強調した。

 九州場所は12勝3敗。初日から白星を重ねながらも10日目に連勝が止まると、13日目には幕内阿炎(錣山)に屈し、14日目で横綱照ノ富士に優勝を許してしまった。「やっぱり優勝したかった。といっても負けてるのは自分だから。(優勝した照ノ富士が)全勝ならやっぱり落とせない」

 また、千秋楽で横綱に敗れた一番については「悔しい。あそこで勝っておけば一矢報いたと思うし。14(日目)で決まったというのは自分が2敗しているから」と振り返る。それでも「そういう無念さはあるけど、強くなるしかない。突き押しをもっと磨いてやる。それ以外ないので」と言葉に力を込めた。

 今年は1月の初場所で初の綱取りに挑むも失敗に終わり、7月の名古屋場所は首を痛めて途中休場した。

「首はもう毎日、毎回電気走るけど、7月は経験したことない感じだった。頭からしっかりあたれるようになるのも時間がかかったし」とダメージは大きかったようで「(9月の秋場所は)3連敗スタートして『もう万事休すかな』と思ったり、でも『意外とまだまだ3日終わっただけ』という自分もいたり。いろんな感情がありました」と明かした。

「いろんな経験をさせてもらった」と貴景勝。来年は横綱の〝1強状態〟を食い止めるつもりだ。

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