大相撲九州場所初日(14日、福岡国際センター)、幕下竜電(31=高田川)が、幕下漣(21=伊勢ノ海)を上手投げで下し、3月の春場所以来の復帰を白星で飾った。

 竜電は、昨年3月から今年1月にかけ、原則外出が禁止されている期間に合計25回にわたり女性と会うために不要不急の外出を繰り返していたことが5月の夏場所前に発覚。日本相撲協会の新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反したとして3場所出場停止処分(夏場所から9月の秋場所まで)、さらに師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)には報酬減額(20%、6か月)の懲戒処分が科されていた。

 休場中に幕下まで転落した竜電だったが、処分が明けようやく復帰となったこの日は危なげない相撲を披露。取組後は取材対応することなく引き揚げた。