大相撲九州場所(福岡国際センター)の初日を翌日に控えた13日、大関貴景勝(25=常盤山)が電話取材に応じた。

 2年ぶりの九州場所に向け、7日に福岡入り。「(来福後の稽古は)基本的に毎日相撲を取っている。しっかりできたと思うんであとは力を発揮するだけ。(首は)大丈夫です」と、7月に名古屋場所で痛めた首の不安を一蹴した。

 2018年に初優勝を飾るなど、九州場所とは相性の良さが際立つが「過ぎたこと。今年は今年。ケガをしないようにいい相撲を心掛けたい」ときっぱり。その一方で同場所について「季節も好きだし、空気もきれい。(寒さ)暑いより寒い方がいい。集中する環境はしっかり整っている」と、実は〝秋男〟だったことを明かした。

 元横綱白鵬の間垣親方の引退で、これまで以上に大関陣として奮起が期待される中、「一生懸命やっているんでそれで負けたら弱いだけ。しっかり自分の力を発揮して、やってきたことを100%出し切れるよう、番付としてもしっかり務められように頑張っていきたい」と奮闘を誓った。