大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)を控えた5日、幕内阿武咲(25=阿武松)が報道陣の電話取材に応じた。

 初日まで約1週間となり、徐々に本場所モードの阿武咲は「しっかり気持ちを高めて、あとは思いきりやるだけかなと思います」と気合十分。先月25日から4日間行われた合同稽古を皆勤し「そこから動きもよくなって、(部屋の)稽古場で稽古していても感覚自体ものすごくいい」と、体は順調に仕上がっている。

 そんな阿武咲は2年ぶりとなる九州場所について「特別な思いがある」と話す。「新十両を決めたのが九州で、新三役になったのが九州。自分自身特別な場所というか、そういう思い入れがあるので、そこでいい結果を残したいなという気持ちですね」。また、今場所は東前頭2枚目で臨むことから「また三役も狙える位置なのでしっかり戻れるように頑張りたいと思います」と力を込めた。

 明日6日に福岡へ移動するため、この日の稽古はなかったが、自主的に体を動かした阿武咲。「あとはしっかり調整していくだけ」と気を引き締めた。