大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向けた合同稽古3日目が27日、東京・両国国技館で行われた。この日から合流した幕内妙義龍(35=境川)は関脇明生(26=立浪)、小結高安(31=田子ノ浦)らと11番取って5勝6敗。稽古後は「三役も来て実力がある人ばかり集まったので、番数どうこうじゃなくていい内容の稽古ができたと思います」と振り返った。

 秋場所は千秋楽まで優勝争いに絡み、11勝4敗で技能賞を獲得した。場所前には初めて合同稽古に参加していたが、本人は「それ(合同稽古と本場所の結果)は別に関係ない」と強調。その一方で「今は総見も連合稽古もないので、こうやってみんなで集まる稽古はいいことだと思う」と付け加えた。

 来場所も活躍が期待される35歳。それでも「今は体づくりと体調を整えて。そこが一番」と自然体を貫いて九州に乗り込むつもりだ。