大相撲秋場所で2場所ぶり5度目の優勝を果たした新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が一夜明けた27日、東京・江東区の部屋からリモートによる会見を行った。

 1場所15日制以降では大鵬、隆の里、貴乃花、稀勢の里に続く5人目の新横綱V。照ノ富士は「ホッとしています。やっぱり、地位がやっぱり上ということで、場所の責任を果たさないといけないという気持ちはありました」と安堵の表情を見せた。

 また、新横綱として初めて横綱土俵入りを披露したが「いまだにしっくり来ていない。これはもう最後までしっくり来ないんじゃないですか」と率直な感想を口にする。

 今場所は白鵬(宮城野)が不在の中、初日から一人横綱として土俵に立ち続けた。重圧を感じていたことは間違いないが、照ノ富士は「特にプラス、マイナスはないです」と強調した。

 この日、白鵬が現役引退の意向を固めたことが報じられた。ただし、照ノ富士は「まだ見ていないので」と言及しなかった。