【秋場所】照ノ富士 同じ “地獄” 見た宇良と約1分半の激戦「結びで2人で取れたのはよかった」

2021年09月22日 06時15分

宇良(左)との大激戦を制し、1敗を死守した照ノ富士(東スポWeb)
宇良(左)との大激戦を制し、1敗を死守した照ノ富士(東スポWeb)

〝戦友〟との熱戦を制した。大相撲秋場所10日目(21日、東京・両国国技館)、新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が初顔の幕内宇良(29=木瀬)を下して9勝目(1敗)を挙げた。宇良の肩透かしや足取りにも落ち着いて対応。最後は肩越しに左上手を取ると、豪快に投げて裏返しにした。約1分半に及んだ取組後は館内の拍手が鳴りやまなかった。

 照ノ富士は「いろいろやってくるだろうと思っていたんで、落ち着いて見ていこうと思っていた」と振り返った。同じ境遇をたどった〝戦友〟との勝負には特別な思いがあった。自身は両ヒザの故障で一時は大関から序二段まで転落。そこから番付の頂点まで上り詰めた。宇良も2度のヒザの手術を経験して序二段まで番付を落としながら、不屈の闘志で幕内の舞台へと戻ってきた。

 それだけに「(宇良も)よく頑張ってきたなと。同じケガして序二段まで落ちて一生懸命、筋トレをしているのは聞いていた。たまに会った時に筋トレの話をしたりした。結びで2人で取れたのはよかった」と同じ苦労人をねぎらった。

 一方の宇良も「初の結びで取れてうれしかった。しっかり取りたいと思っていて横綱が全部受け止めてくれた」と晴れやかな表情を浮かべた。

 照ノ富士は中盤戦を終えて幕内で唯一の1敗を堅守。2017年春場所の稀勢の里(現荒磯親方)以来となる新横綱Vへ向けて、いよいよラストスパートに突入する。

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