大相撲秋場所10日目(21日、東京・両国国技館)、大関カド番の貴景勝(25=常盤山)が関脇明生(26=立浪)を押し出して6勝目(4敗)を挙げた。激しい押し合いを制した取組後は「集中してやろうと思いました。また明日にいい相撲を取れるようにしっかり準備しようと思っています」と表情を引き締めた。

 今場所は首痛の影響からか、初日から3連敗。序盤戦で大きくつまずいたが、そこから巻き返してカド番脱出の勝ち越しまであと2勝までこぎつけた。館内のファンからも応援の後押しを受ける大関は「感謝しています。頑張ります」と終盤戦の奮闘を誓った。