大相撲秋場所8日目(19日、東京・両国国技館)、カド番の大関貴景勝(25=常盤山)は幕内大栄翔(27=追手風)をはたき込んで4勝目を挙げた。

 当たって突き放し、土俵際まで追い込むと、最後は反撃を許さず土俵にはわせた。取組後は「集中して準備しました。押し相撲同士、気持ちで積極的に行こうと」と振り返った。

 初日から3連敗と勢いに乗れず、2勝3敗で迎えた6日目も敗れて黒星が先行していたが、ようやく星を五分に戻した。負け越せば大関陥落という重圧を感じているのは間違いない。それでも後半戦に向けては「初日と変わらず」と気を引き締めた。