【秋場所】照ノ富士 追う力士が次々自滅…近づく新横綱38年ぶりの「快記録」

2021年09月19日 06時15分

琴ノ若(左)の厳しい攻めもしのいだ照ノ富士
琴ノ若(左)の厳しい攻めもしのいだ照ノ富士

 早くも全勝Vが見えてきた。大相撲秋場所7日目(18日、東京・両国国技館)、新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が幕内琴ノ若(佐渡ヶ嶽)を寄り切って初日から7連勝とした。相手の粘りにてこずりながらも最後は盤石の相撲で快勝し「落ち着いて見ていこうと思っていた。一日一番、集中してやっていきたい」とすぐに8日目以降に気持ちを切り替えた。

 自身初となる全勝優勝の可能性が日に日に高まっている。横綱白鵬(宮城野)が新型コロナウイルス禍の影響で休場となる中、対抗馬となる三役以上の力士が序盤戦でつまずいた。さらにここまで5人の力士が1敗で追走していたが、この日相次いで黒星を喫し、幕内妙義龍(境川)だけとなった。

 新横綱の1強の構図が鮮明になり、審判部副部長の藤島親方(元大関武双山)は「相手としては慌てさせたいけど、慌ててくれないのでどうにもならない。下(の力士)が離れていると余裕を持って相撲が取れる」と指摘。今後も〝一人旅〟が続くということだ。

 新横綱で賜杯を手にしたのは年6場所制になった1958年以降では4人しかおらず、全勝となれば83年秋場所の隆の里ただ一人。藤島親方は「気を落とさずに諦めずいけばわからない。1、2敗の力士は必死についていかなければ」と他の力士に奮起を促すが、その一番手すら見つからないほど新横綱の強さは際立っている。

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