大相撲秋場所2日目(13日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)が元大関の小結高安(31=田子ノ浦)を押し出して初日を出した。

 高安とは8月の合同稽古で胸を合わせ、3勝12敗と圧倒された。それでも本場所では番付の違いを見せつけ「ちゃんと圧力をかけられた。全体的に自分の方が攻めていた。(合同稽古の内容から)正直、いいイメージはなかったけど、あれから稽古をして自分も体が動くようになった。気にせず思い切りいけたのが良かった」と納得の表情を浮かべた。

 早くも新大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)の独走ムードが漂う中、正代も看板力士として優勝争いに食らいつきたいところ。3日目以降へ向けて「思い切りいけたらいい」と気持ちを引き締めた。