大相撲秋場所初日(12日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)が元横綱朝青龍の甥の幕内豊昇龍(22=立浪)に敗れて黒星発進となった。胸から当たって前に出たが、相手に中へ入られるとなすすべもなく一気に寄り切られた。

 豊昇龍は格下ながら過去2戦2敗の難敵。取組後は「土俵際で自分の方が浮いて、もろ差しで狙われた。もう少し、低く詰められれば…。(豊昇龍には)いいイメージがなかった。連敗を止めたかった」と肩を落とした。

 来月5日に誕生日を迎える大関は「20代最後なので、優勝争いに絡んでいけたら。年齢を感じさせない元気な相撲を取りたい」と巻き返しを誓っていた。