大相撲秋場所(12日初日、東京・両国国技館)に、横綱白鵬(36)ら宮城野部屋力士の全員が休場することになった。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が6日に明かした。

 宮城野部屋では1日に十両北青鵬が新型コロナウイルスに感染したことが判明した。これを受けて、濃厚接触者に該当する白鵬ら部屋関係者にPCR検査を実施。全員が陰性だった。その後に全協会員を対象にした検査が改めて行われ、この日までに幕下以下の力士1人の陽性が分かった。

 芝田山部長は「宮城野部屋幕下以下に1人、陽性者がいた。後は全員陰性です。従って、宮城野部屋は北青鵬が陽性になっているのと、今回力士が陽性だったということで、いろいろ計算すると(他の力士が感染していないことが分かるまで)場所の途中まではどうしてもかかってしまう。今日の会議の中で、宮城野部屋は全員休場という結果になりました。残念ながら」と説明した。

 白鵬は7月場所で7場所ぶり45回目の優勝を達成。進退問題を乗り越えて、秋場所では連覇を目指していた。