逸ノ城ガックリ 注文相撲で負け越し

2015年01月23日 16時00分

横綱日馬富士(左)に敗れて8敗目を喫した逸ノ城

 大相撲初場所12日目(22日、東京・両国国技館)、関脇逸ノ城(21=湊)が横綱日馬富士(30=伊勢ヶ浜)に敗れて8敗目を喫し、入門以来初の負け越しとなった。日馬富士が立ち合いで左に変化。上手を取られて一瞬で土俵に転がされた。取組後の怪物は「(日馬富士が)前に出るかと思った。九州場所は横綱が真っすぐきて残せなかったので、今日は当たって残りたかったです」と肩を落とした。

 

 一方で、変化した日馬富士には観客から容赦ない大ブーイングが浴びせられた。超満員札止めで迎えた結びの一番。横綱と怪物の激突を期待した館内の熱気に冷や水をかける格好となった。日馬富士は「狙ったわけじゃないけど、左前みつを取って相手がついてこなかった」。日本相撲協会の北の湖理事長(61=元横綱)は「勝負だから仕方がない」と“擁護”したが…。

 

 くしくも今場所4日目には、逸ノ城の注文相撲に師匠の湊親方(46=元幕内湊富士)が激怒。「拍手の一つももらえない相撲で勝って誰が喜べるのか。二度とやるな!!」とカミナリを落とす出来事があった。それが今度は、全力士の模範となるべき横綱が“拍手のもらえない相撲”でブーイングを浴びるとは…。18年ぶりの15日間大入りが確実となるなか、これで国技は大丈夫なのか。