早くも2敗…“鶴竜スペシャル”もう通用しない?

2015年01月17日 16時00分

栃煌山(左)に押し出しで敗れた鶴竜

 大相撲初場所6日目(16日、東京・両国国技館)、横綱鶴竜(29=井筒)が小結栃煌山(27=春日野)に一方的に押し出されて2敗目。早くも優勝戦線から脱落した。取組後は「引いてしまった」とガックリ。自ら引いてはたきにいく“悪癖”で墓穴を掘ってしまった。

 

 北の湖理事長(61=元横綱)は「体で癖になっているから勝手にはたきにいってしまう」と手厳しい。審判部長の伊勢ヶ浜親方(54=元横綱旭富士)は「悪い癖? 思い切り出たね」としたうえで「栃煌山も警戒してあまり前に出なかった。鶴竜が引いたところで狙って前に出ていたように見えた。研究していたんじゃないか」と指摘した。

 

 これまでは周囲から不評を買いながらも、引きの速さと絶妙のタイミングではたく“鶴竜スペシャル”で、白星を拾ってきた。だが、いつまでも同じ手が通用するほど甘くはないということだ。鶴竜自身も「こればっかりは本当に悪い癖なんで。まともに引かないようにしないといけない」と自覚はしているようだが…。本気で改めない限り、目標に掲げている「横綱初優勝」は遠のくばかりだ。

 

 場所前はダシニャム・ムンフザヤさん(23)と婚約を発表して幸せいっぱいの鶴竜だったが、厳しい現実に直面している。