逸ノ城に注文相撲禁止令 温厚な師匠がカミナリ

2015年01月16日 10時53分

高安(上)の攻めを食い止められなかった逸ノ城

 大相撲初場所5日目(15日、東京・両国国技館)、関脇逸ノ城(21=湊)は小結高安(24=田子ノ浦)に送り出されて完敗。

 2勝3敗で黒星先行となった。「ダメっすね。足がそろってしまった。自分の相撲が取れない理由? よく分かんない」とうなだれた怪物は、2つのショックを引きずっていた。

 前日4日目には大関琴奨菊(30=佐渡ヶ嶽)を破ったものの、注文相撲で観客の不評を買った。さらに、日ごろは温厚な師匠の湊親方(46=元幕内湊富士)からもカミナリを落とされた。逸ノ城が埼玉・川口市の部屋に戻ると「もう新入幕じゃない。関脇なんだぞ! お客さんもお前に期待している。拍手の一つももらえない相撲で勝って誰が喜べるのか。二度とやるな!!」と断罪されたという。

 湊親方は「体が小さい力士なら飛んだり跳ねたりしてもいい。(逸ノ城は)そうじゃないし、大関を目指す立場。ブン殴ってでもやらせないようにしないと。それに(親方衆や関取衆から)“稽古場で力を抜いている”と言われている。あれも厳しく言わないといけない」と力説。注文相撲の禁止令を出すと同時に、日ごろの稽古態度から改めさせる考えだ。

 果たして、これで怪物は“改心”するのか。湊親方は「本人も反省の言葉を口にしているし、いけないことだと頭では分かっていると思う。これで変わってくれれば」と話したが…。大関取りを目指す前に、まずは心から鍛え直す必要がありそうだ。