逸ノ城連敗の原因は太りすぎ 琴欧洲親方が警告

2015年01月13日 16時00分

安美錦(右)の肩透かしで連敗した逸ノ城

 怪物に異変ありだ。大相撲初場所2日目(12日、東京・両国国技館)、関脇逸ノ城(21=湊)が幕内安美錦(36=伊勢ヶ浜)の肩透かしに屈し、まさかの連敗発進となった。敗因として挙げられているのが「太りすぎ」だ。体重202キロとなった逸ノ城は減量に取り組むも、食欲に勝てずに苦戦している。そんななか、怪物を入門時から知る元大関の琴欧洲親方(31)は「放っておくと220キロになる」と、さらなる“膨張”を予言した。

 

 取組後の逸ノ城は「引いたのは失敗? そうっすね…。前に出れば良かった。足が止まってしまう」としょんぼり。まさかの連敗発進で、目標の2桁白星に暗雲が漂い始めた。怪物は一体どうしたのか。審判長の松ヶ根親方(58=元大関若嶋津)は「体が大きくなりすぎ。稽古で太るならいいけど、そんなに稽古してないんじゃないか」と指摘。体重増加の影響で動きにキレを欠くことが苦戦の原因とみている。

 

 実際、昨年12月の体重測定では自己最重量の202キロを記録。ベスト体重の185キロから17キロもオーバーした。本人は食生活の改善に取り組んでいるというが、どうにも怪しい。逸ノ城は「甘いもの(を控える)ぐらいですかね。一切口にしない? 一切は…ちょっと食べた」。しかも、今場所は195キロまで減量して臨むはずが「体重はこれから(減らす)」と先送りにする始末だ。

 

 そんな怪物の行く末を危惧しているのが、琴欧洲親方。逸ノ城は入門1年目の昨年は主に佐渡ヶ嶽部屋で出稽古をしている。親方は昨年3月の現役引退後も、まわしを締めて胸を出したこともある。それだけに、逸ノ城の能力から体の特徴まで熟知。怪物のスピード出世を、いち早く予想していた。

 

 その琴欧洲親方は「逸ノ城は太りやすい体質だから。このまま放っておいたら、220キロぐらいは普通にいくよ」と、さらなる巨大化を予測。体重が増えすぎることの弊害は、動きの重さだけにとどまらない。「ケガをしやすくなる。ケガをするときは、ヒザが“ボックリ”いくよ。軽いケガじゃ済まない」と警告。

 

 これまで多くの大型力士がヒザのケガに苦しんできた。琴欧洲親方自身もその一人。一昨年に大関把瑠都が28歳の若さで引退したのも、約190キロの体重を支えるヒザに大きなケガを負ったからだ。琴欧洲親方の警告は「ケガさえなければ、逸ノ城は大関になれる」と見込んでいるがゆえの“親心”でもあるのだが…。いずれにせよ、これ以上、体重を増やしてプラスになることは一つもない。今こそダイエットに本腰を入れる必要がありそうだ。