15日間満員御礼も期待できる大相撲初場所 気がかりなのは2力士

2015年01月11日 16時00分

 大相撲初場所は11日、東京・両国国技館で初日を迎えた。すでに前売り券は15日間のうち7日間が完売するなど、好調な売れ行き(10日現在)。

 東京開催場所では、1997年初場所以来となる18年ぶりの15日間満員御礼も期待できる勢いだ。

 今場所は横綱白鵬(29=宮城野)が大鵬超えとなる歴代単独1位の優勝33回に挑むほか、関脇逸ノ城(21=湊)や幕内遠藤(24=追手風)といった注目力士の存在も観客動員のアップにつながっている。

 一方で、すっかり影が薄れてしまったのが鶴竜(29=井筒)と日馬富士(30=伊勢ヶ浜)の両横綱だ。日本相撲協会の北の湖理事長(61=元横綱)は、優勝争いの行方について「白鵬は常に優勝候補の筆頭」としつつも「他の横綱2人(鶴竜、日馬富士)は優勝から遠のいている。白鵬の優勝をストップすることを期待したい」とハッパをかけた。

 鶴竜は横綱4場所で、いまだ優勝がない。日馬富士にいたっては、1年以上も賜杯を抱いていない。かねて北の湖理事長は、優勝できない横綱の心境を次のように語っている。「横綱は(優勝できずに)3場所もあくと精神的に追い込まれる。『優勝できなかったら(横綱として)忘れ去られてしまう』と思うものだ」――。

 横綱は優勝してこそ“存在価値”があるということ。両横綱は「横綱として初優勝が目標」(鶴竜)「ベストを尽くす」(日馬富士)と意気込んでいるが…。

 ファンから完全に見放されてしまわないためにも、ここが正念場だ。